こんにちは、お久しぶりです。夏休みに兵庫県立西宮病院に行く機会がありまして、最新のマッチング事情を聞いて参りましたのでブログで書いておこうと思います。兵庫県立西宮病院は後何年かで新病院に生まれ変わるので、もしそうなれば超人気病院になるのは間違えないでしょう。
今回兵庫県立西宮病院のマッチング順位づけの会議に参加しているような先生に聞いたのである程度正しい情報であると思うので、興味のある方は最後まで読んでくれると幸いです。
まずは兵庫県立西宮病院がどんな病院であるのかについて話していこうと思います。
兵庫県立西宮病院とは
兵庫県立西宮病院は兵庫県の県立病院で病床数400、医師数97名の中規模の病院です。救急指定は三次救急で外傷患者が多いのが特徴です。
病院見学に行ってみてまず感じたのは他の兵庫県立病院に比べると少し建物が古いかなという印象です。丹波医療センターや尼崎総合医療センターは出来立てなので本当に綺麗なわけですが、それに比べるとかなり古いです。
しかし立地的には兵庫県立病院の中でも一番いいのではないかと思います。阪神電車の西宮駅徒歩で3分くらいの場所にあるのです。駅からもよく見えているので迷うことなくアクセス出来ると思います。
大阪大学系列の病院ですが、診療科によっては(整形外科など)神戸大学の医局が入っているようです。
西宮市立中央病院との統合新病院
県立西宮病院と西宮市立中央病院との統合病院が時期としては2025年に開院予定となっています。病床数約600床で阪急電車の阪神国道駅の目の前のアサヒビール西宮工場跡地にできる予定なのです。
阪神国道駅は阪急の西宮北口駅の隣の駅でその駅前ということで、またまたアクセスのしやすい病院となるでしょう。
また二つの病院が統合するため、これまで兵庫県立西宮病院になかった診療科も追加され、より診療内容が増えた大病院となる予定のようです。
兵庫県立西宮病院の研修医の生活
初期研修医の方に聞いた話を簡単に書いておくと、まず非常にQOLが高いと言っておられました。寮という名のマンションが徒歩圏内にあるため駅へのアクセスもしやすく病院にも通いやすいということでした。そんな西宮の駅前という好立地のマンションに月に約1万5000円程の家賃で住むことができるということです。
またお昼ご飯には病院内の食堂を利用することが出来て、定食は500円で小鉢、お味噌汁と一緒に取れて味もお美味しかったです。人によっては昼ごはん代を浮かせるためにお弁当を作ってきている研修医の先生もいました。
研修の特徴としては給料は都会の中ではかなりよいが、そこまで大変ではないということでした。しかも、救急科に関しては2次救急を初期研修の時点で任せてもらえ、救急の先生方の見ている前で安心して色々出来るようなので、救急を周り終わる頃にはかなりの力がつくとのことでした。
そういう意味で非常に良い病院だと皆さんおっしゃっていましたので、救急の初期対応の力を身につけたい人にとっては非常にいい病院であるようです。
兵庫県立西宮病院にマッチングするために
最後にマッチングの情報を書いておきます。マッチング人数は10人で毎年何十人か受けているようなので倍率はかなり高いようです。
マッチング試験に関しては面接のみです。事前に小論文の提出があります。
そこで何を重視するのかをマッチング順位決めの会議に参加されている先生から聞いたところ、まず面接に関しては院長が直接行うようで、院長の意見がかなり大事のようでした。
事前提出の小論文に関しては、たまにすごい変なこと書く人がいるけどそうでなければそんなには重視しないとのことでした。
ただ、医学の試験がない分、国試に落ちられても困るので、学校の成績は結構大事ということでした。また見学回数は記録に残っているので、見学回数というのも大事になるようです。
最後は希望診療科のバランスもあるので小児科志望の女の子を何人も採ったりは出来ないとおっしゃっていました。ただ、希望診療科が初期研修の間に変わる人はかなり多いのでそこはそんなに問題はないとのことでしたので、希望診療科があまり周りと被らないように見学する診療科を選ぶのが良いということです。
まとめ
今回は兵庫県立西宮病院のマッチング情報について書きました。現状でもかなりの人気病院ですが新しい病院になるとさらに人気病院となること間違いないでしょう。
今の大学1年生が研修医になるくらいに新病院となりますので。これから初期研修病院を考える方はぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
今後も医学部の情報を書いていきますので、ツイッターのフォローをお願いします。