初期研修1年を終えて思う初期研修病院の選び方

2022年3月31日

どうもお久しぶりです。

今日は3/31で初期研修1年目終わりということで初期研修を終えて思う初期研修と初期研修病院の選び方、実際に初期研修してみて思ったことと違ったとか今思うことを書いていこうと思います。今医学生だとか高校生で医学部に行くか迷っているとかこれから初期研修をするような人にとって何か役立てばいいなと思います。

 初期研修医が忙しいは昔の話

まず僕自身もある程度はわかっていたことですが、思っていた以上に初期研修医は暇です。

もちろん病院によってはめちゃくちゃ忙しいところもあります。ただ、多くの普通の病院ではそこまで忙しくないのではないかと思います。

忙しくないのには理由がありそれは働き方改革が進んでいるからです。病院としては初期研修医にはちゃんと休みを取ってもらい、当直の次の日には帰ってもらい、残業時間を短くする必要があるからです。

医師の働き方改革は全く進んでいない部分は多いですが、一番働き方改革が進んでいるのが初期研修医といって差し支えないでしょう。なぜなら初期研修医はいなくても一番困らないからです。患者が急変しても働き方改革なので帰りますと上級医の医師はなかなか出来ないのが実際のところだとは思いますが、研修医は何にも出来ないからいても仕方がないというところが往々にしてあるわけです。そのため病院としてもとりあえず研修医はとりあえず帰らしておこうとなるわけです。

初期研修病院の見極め方

では初期研修病院をどうやって選べばいいのでしょうか。

実際病院見学に行って研修医に話を聞いてもその病院がどれくらい忙しく、給料がどれくらい多いのかわからないということが多々あります。

なぜならほとんどの医師は1つの病院でしか初期研修をしていないため忙しさを比較したり、給料を比較したり、もちろん他の医師と比べることはできますが、自分で体験することは出来ないわけです。だからこそなんとなくあの病院はもっと大変そうだとか給料も比較的高いとかその程度の情報しかなかなかわからないことが多いでしょう。

そのため今回客観的な指標として初期研修病院を評価するための指標について話そうと思います。

救急当番の回数と時間

まず初期研修医少なくとも大学病院以外の初期研修医が唯一人数として数えられるのが救急当番なのではないかと思います。

思っている以上に日中の勤務は初期研修医がいなくてもどうもなりませんが、さすがに夜間の当直で初期研修医+上級医1人というような場合が多く、これは休めないし、もし休むとしたら同期に代わってもらうなどということが必要になることが多いと思います。

そのためこの当番の回数が初期研修医の忙しさに直結していきます。夜の当直、そして土日の日直、その回数によって大きく初期研修のQOLが決まってきます。もちろん当直の後何時に帰られるのかもすごく大事です。

あとその当番の回数を研修医自身が決められるのかも大事でしょう。つまりお金が欲しいから当直に沢山入りたい人もいれば、お金はいらないから休みたいという人もいます。ある程度その初期研修医の考えに合わせて当直回数を決められるというのも大事になります。

僕自身研修医になるまでは当直やってお金もらえるならやりたいと思っていましたが、今はお金なんていらないから当直なんてやりたくないと思っています。初期研修がいざ始まったら考えが変わる可能性は十分にあることは理解しておきましょう。

必修診療科の研修の忙しさ

救急当番の回数の次に研修医のQOLを左右するのは必修診療科の忙しさです。

必修診療科とは内科6ヶ月外科1ヶ月小児科1ヶ月産婦人科1ヶ月精神科1ヶ月救急+麻酔3ヶ月です。

もちろん内科志望で内科は忙しくても良いと思っていて内科が忙しいというのはいいと思います。しかし内科志望なのに外科で興味のないオペに長時間入れられるというのはしんどいのではないかと思います。

同様に最近人気のマイナー科志望にとって初期研修の必修科の研修はほとんど役にも立たない苦痛になる場合が多いと思います。また学生の間はメジャー科志望であったが、研修をしてみてやはりマイナー科に変えるという人も意外と多いです。なので興味のない科の研修が忙しいのはQOLを大きく下げるリスクになります。

実際病院によっては上級医と同じように夜間でも土日でも緊急で呼び出されるようなところもあれば、平日の9時5時だけ研修医室にずっといるのが仕事というようなところもあります。僕はマイナー科に進もうと思っているのである程度日中暇な時間があったおかげで志望科の勉強をしたり、先生に直接診察を学んだりすることが出来ました

自分の志望科次第で好きなことを出来るのが個人的には大事かなと思っています。

診療科選択の自由度

診療科選択の自由度は思っているより病院によります。人数が2人とかの研修病院ではある程度自由が効くと思いますが、人数が多い研修病院になると同時に何人までしか一つの診療科を選べないというようなルールのために自由に診療科を選べないというようなことがしばしば起こります

特に志望科を決めるためマイナー科を早めに回りたいと思っていてもそういった診療科は1人までしか回れないというようなことも多いため回れないといったことは避けたいところでしょう。例えば1年目に選択期間があるにも関わらず、2年目の研修医優先のため好きな診療科を選べないという病院もあったりします

また回る診療科をいつ決めるのか、例えば2年目のローテーションを1年目の冬には決めて、ギリギリになったらまた変更できるのかとか細かいことではありますが、病院見学時には確認しておいた方がいいでしょう。

人気の診療科の場合2年目の6月くらい、東京の場合は場合によっては1年目の間くらいには志望科を決めて、見学に行って3年目の研修先を決めなければならないわけです。そのため出来る限り迷っている診療科を早めに回れた方がいいと思います。

初期研修のシステムはメジャー科をローテートさせて何となくメジャー科に進ませようとする制度だと僕は思っておりマイナー科志望には冷たいのでマイナー科志望は自分で対策していく必要があります。

給料と立地

給料と立地はやはり大事だと思います。

まず思っているより忙しくないということは当然遊ぶ時間もあるわけで、自分のやりたいことが出来る立地なのかそしてそのためのお金があるのかというのは非常に大事でしょう。

ただ病院の給料自体は高くても周囲の家賃が高く、賃貸を借りるしかない場合残るお金が少ないというようなこともあるかもしれません。なので、研修医がどう行ったところに住んでいるのか家賃家賃補助など含め)は確認しておいた方が良いでしょう。

後は給料といっても病院の場合は基本給時間外労働の給料、時間で決まるのではないかと思います。基本給はだいたい調べればわかると思いますが、時間外労働に何が含まれるのかは病院によってかなり違うのではないかと思います。

例えばよくわからないカンファレンスには時間外労働として給料がもらえるのかは結構大事だとは思います。もちろん基本給が高過ぎればそれでいいのですが、そうではない限り仕事に対してちゃんと時間外を支払ってくれる病院なのか確認しておくべきかなと思います。

病院見学時に確認することまとめ

  • 救急日直、当直の回数(土日完全休みは何回か、当直後は何時に帰れるか、当直は寝ることが出来るのか)
  • 必修科の忙しさ(日中何の仕事をしているのか、自分の勉強をする時間はあるか)
  • ローテする診療科の自由度(1年目に志望科を選べるか、遅くても2年目の最初に志望科を選べるか、志望科を最大何ヶ月まで選べるか)
  • 給料(基本給+時間外がどれくらいの時間つくか)

おまけ

最近思うのは本当に人それぞれ考え方は全然違うということです。

僕の考えとしてはマイナーかに進む人にとって初期研修は無駄でしかないと思っています。その前提で一番大事なものはお金でもなく自分の時間だと思っています。そういう考えのもとでこの記事を書いておりますので、自分とは考え方が違うという人にはあまり参考にはならないと思いますのでご了承ください。

  • この記事を書いた人

令和 医学

京大医学部の医学生。自らの受験経験と大手塾での講師と家庭教師の経験から医学部含む受験についての正しい情報を知ってもらいたいと思っている。特に数学が得意で偏差値は90越え。趣味は旅行。特にディズニーが大好き。

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