京大医学部生が教える京都大学医学部の特徴とは(カリキュラム、進路など)

2019年5月1日

どこの大学の医学部に通っても6年間通って医師国家試験に受かれば医師になれます。研修する病院に関しても今はマッチングという制度で決定しており、どこの病院にも色々な出身大学の研修医が集まっています。

つまり、医学部という世界に入る限りどこの大学出身かはそこまで関係なくなりつつあると思います。それでも私の通っている京都大学の医学部には魅力があるなと思うので、今回は京都大学の特徴を紹介していこうと思います。

令和医学
他の大学の医学部の知り合いも多いので他大に比べどうなのかということも書いていきます!

カリキュラム

  • Ⅰ年生ーほとんど一般教養
  • 2年生ー基礎医学(4月から解剖、組織、発生・・・と続いていく)
  • 3年生ー基礎医学から臨床医学
  • 4年生ー臨床医学からCBT、OSCE、そして病院実習へ
  • 5年生ー病院実習(ポリクリ)
  • 6年生ー病院実習(イレクティブ)

京都大学医学部のカリキュラムを簡単に書くと上記のような感じです。4年生までは大学で授業を受け、5年生以降は京大病院もしくは京大の関連病院で病院実習をするのが基本的な流れになってきます。

令和医学
これはどこの大学の医学部でも大体このような流れです

医学の勉強を2年生から始められる

これはほとんどの大学でも同様であると思いますが、医学を学びたくて医学部に入っても1年生の間はどうしても一般教養を学ばなければならないのです。しかし、その一年を終えて2年生になればいきなり4月から解剖実習が始まります。解剖は誰もが人生で初めて人の体の構造を知る機会となり、医学へ興味がより大きくなるきっかけとなると思います。

大学によっては2年生の途中まで一般教養を学ぶという大学もあるかもしれないが私は早く医学を学び始めたかったので、解剖が始まったのは嬉しかったです。

京大医学部の医学のテストの特徴

京大の医学部のテストはテスト期間とか関係なく行われます。なのでまとめてテストではない分一つ一つのテスト前がそこまで大変ではないですが、3、4回生は年中テスト勉強という生活を強いられることになります。

ただテストとは言っても単位を落とす人はそこまで多くないので、医学部の中では京大は楽な方だと思います

令和医学
ただ基礎の科目(発生、生理)などの試験では40人くらいテストに落ちるのでそういうテストは結構みんな必死に勉強します

4年生の夏休みのマイコース

京大医学部の4回生は夏休みにマイコースといって京大医学部の研究室もしくは海外の研究所に所属して何か研究をしなければならないという期間があります。僕の場合は、どちらかというと研究より臨床の方に興味があるので、この期間は大学病院で研究に参加させてもらいました。しかし、何と4割くらいの人がアメリカ、フランス、ドイツなど様々な海外の研究所に留学して研究に参加させてもらうのだ。

医学部を目指している人の中でどれくらいの人が研究に興味を持っているのかはわからないですが、基礎研究にしても臨床研究にしても医学の研究者を目指している人にとって京大医学部ほど恵まれている環境はないと思います。最近、山中先生、本庶先生とノーベル賞受賞者を輩出して京大生としては嬉しい限りですが、このような立派な先生方を輩出したような研究室にもいつでも行くことができるのは研究者を目指す人にとっては魅力的なことだろう。

5、6年生のポリクリの内容

多くの大学のポリクリは5年生の間に大学病院でポリクリをして、6年生の間は自分の行きたい病院に行ってポリクリをする場合が多いです。しかし、京大では5年生の間から外病院に行ってポリクリすることができるのが特徴です。

5年生の間はそれぞれがコースを選んでポリクリすることになっており、どのコースも約半分が京大病院で残りが外病院という形になっています。各々が自分が実習したい病院などを考えてコースを決めることになります。

令和医学
関連病院が静岡とか和歌山とかにもあるため、ポリクリで2週間泊まりで実習とかもあるのでそういう意味では大変かもしれません。

つまり5年生の間から京大の関連病院で行きたい病院を選んで実習をすることができるのです。もちろんその関連病院は関西圏の有名な病院が多いので、どの病院で研修するのか考える上で非常に役立ちます。どんな病院があるのか興味があるという方のために以下に一部を羅列しておきます。

京都府

大阪府

兵庫県

その他

もちろんこれだけでなく実は静岡の病院がたくさんあったりとポリクリでいける病院がたくさんあります。そういった多くの有名病院を5年生の間から回ってどこで研修医をするのか考えられるというのが京大のポリクリの魅力だと思います。

ポリクリの中のイレクティブ期間

人によって若干期間が異なるのですが、5年生の終わりから6年生の間にイレクティブという期間があります。イレクティブ期間は自分の好きな病院で実習をすることが出来る期間です。

京大病院やその関連病院だけではなく、個人で交渉して受け入れてくれるのでああれば個人開業医さんなどで実習する人がいたり、関連病院ではない病院で実習する人がいたり、ずっと京大の研究室で研究する人がいたりします。またこの期間にも海外の研究室に留学するという人もいます

令和医学
ただし遠くの病院で実習するのも大変なので大半の人は京大病院で実習します

まとめ

京大医学部は研究が有名であるが、臨床医になることを考えても非常にいい環境が揃っています。関西の市中病院で5年生の間からポリクリできることでその病院の雰囲気、マッチング情報を知ることができるためマッチングにおいても希望の病院にマッチングできる可能性が高くなります。(もちろんちゃんと勉強することが前提)

大学に合格したらすぐに始めるべきことを下記記事でまとめていますので、特に京大に合格した方は是非参考にしてください。

【大学入学準備】大学進学が決まった瞬間に始めるべき6つの準備(京大生が教えます)

  • この記事を書いた人

令和 医学

京大医学部の医学生。自らの受験経験と大手塾での講師と家庭教師の経験から医学部含む受験についての正しい情報を知ってもらいたいと思っている。特に数学が得意で偏差値は90越え。趣味は旅行。特にディズニーが大好き。

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