難関大学受験には中高一貫校に行った方がいい理由。

2019年5月1日

こんにちは、本日は京都大学医学部に現役合格できた経験東京大学理科三類や京都大学医学部への合格者を日本で一番出していると思われる鉄緑会という塾で講師をしていた経験から中高一貫校について書いていこうと思う。

そもそも、京都大学医学部に入学して初めて知ったのは関西の中高一貫校出身の人が少なくとも半数以上を占めているということだ。かくいう私も関西の中高一貫校出身なのだが、京都大学医学部には公立高校出身の人の割合がかなり少ないのだ。

中高一貫校といっても学費だけでも年間約70万円から100万円するような私立の中高一貫校出身の人がとても多い。ではなぜそのような高校が京大医学部受験に強いのだろうか。もちろん周りが優秀な人が多く環境として受験に適しているという意味は確かにあるだろう。しかしそれよりも私が思う最も大きい理由を書いていこう。

国立大学受験で最も大事な科目は英語と数学

もちろん大学によっても受験科目の難易度は異なってくるので絶対というわけではないが、少なくともどんな大学の医学部でも数学と英語が大事なのではないかと思う。特に京都大学など偏差値が高く、難しい数学の問題の出題される大学では特に数学が大事なのだ。

英語の勉強

英語という科目は単語、文法、長文、英作文と様々な要素を含んでいるため、少し勉強して突然できるようになるものではないコツコツ知っている単語数を増やし文法を学びその上で英文をスムーズに理解できるように特訓する

こういう過程は1年や2年ではなかなか難しい。もちろん英語圏に留学して毎日英語ばかりの世界で暮らしていれば、それなりの期間で身につくかもしれない。しかし、普通の人にとって英語は勉強している時間しか触れないのでいくら真面目に勉強したとしても受験に対応できるレベルになるのには相当時間がかかるのだ。

ただし、留学していれば英語はペラペラになることからもわかるが、英語は中高一貫の人の方ができるとは限らない。英語に触れる時間が少しでも多いような環境で中高を過ごした人が英語という科目を制すると言えるだろう。

数学の勉強

私が中高一貫校に行っていてよかったと思う一番の理由数学だ。なぜなら、中高一貫校と普通の公立高校では数学のカリキュラムが全くと言っていいほど異なるからである。私が講師をしていた塾でも私の通っていた高校でも数学のカリキュラムは大体以下のような感じだ。

  • 中学1年ー中学数学完成
  • 中学2年ー高校数学ⅠAの基本
  • 中学3年ー高校数学ⅡBの基本
  • 高校1年ー数学ⅠAとⅡBの応用
  • 高校2年ー数学ⅠAとⅡBの難問、数学Ⅲの基本
  • 高校3年ー入試問題演習

まず見てわかるのは中学数学はなんと中学1年の1年間で終えるのである。ここが中高一貫校の最大の利点なのだ。なぜなら、高校数学を3年で完璧にするというのが不可能に近いからだ。私自身かなり数学は得意な方であった。それでも高校数学を高校一年から始めていたらと考えると少なくとももっと苦労したと思うのだ。

では中学数学はどうでもいいのかという疑問を持つ方がいるかもしれないが、実は正直中学数学は大学受験においてはそこまで重要にはならない。

小学生の算数、中学数学、高校数学の差はどれだけ論理的に緻密に考えていくかの差なのだ。

算数はひらめきや何となくで答えることも大事であるが高校数学になるとしっかり自分で論理的に考えてそれを解答に示さなければならなくなる。

そういう点でもちろん算数や中学数学の知識が大学受験の数学に生かされることはあるが、少なくとも早く高校数学を始めるに越したことはない。学校によって差はあると思うが少なくとも高校受験を気にせずに大学受験の勉強を中学生から始めることができるのが中高一貫校の一番の強みなのだ

まとめ

本日から令和になり、後一度限りでセンター試験から大学入試共通テストという時代の変換点でこれから大学受験をされる方は不安を抱えておられる方も多いと思います。そういった人の不安を少しでも和らげることのできるようにこれからも自分の経験を発信していきますので是非ツイッタのフォローをお願いします。

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  • この記事を書いた人

令和 医学

京大医学部の医学生。自らの受験経験と大手塾での講師と家庭教師の経験から医学部含む受験についての正しい情報を知ってもらいたいと思っている。特に数学が得意で偏差値は90越え。趣味は旅行。特にディズニーが大好き。

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