お久しぶりです。最近は実習、勉強などで忙しくてあまりブログの更新を出来ていませんでした。もうすぐ入試の季節なので久しぶりに学部選びや自分の進みたい学部などが決められない人のために進路の決め方について個人的な意見を書いていこうと思います。
しかし医学部を選ぶ前には自分には他に向いている学部があるんじゃないかとか自分に医者はあまり向いていないんじゃないかとかどこの学部に行くのか結構迷った時期もありました。
実際これから大学受験という高校生や中学生の人でも勉強を頑張っていても自分の将来進む道を意外とあまり考えずに選ぶっていう人も多いんじゃないかと思います。
大学に行く意味
中学生や高校生の時って家庭環境や周りの環境にもよると思いますが、僕の場合当然大学には進学するものだと思っている人も多いんじゃないかと思います。何となく大学に行った方がいい会社に就職できたり、将来幸せになれるんじゃないかとか考えて大学に行く人が多いんじゃないかと思います。
僕は医学部のこと以外はあまり知りませんが、学部によって学ぶ内容は異なってきますし、将来的な就職、仕事などが違ってくるのです。そのため出来れば自分の志望校が決める段階でその学部でどんなことを学んでどんな仕事をしている人がいるのかを調べておくようにしましょう。
大学に行く意味のない人もいる
正直大学生活に対してどんなイメージを持っているかはわかりませんが、大学といえば勉強というよりはサークル活動やバイトや就活であったり大学の勉強以外のイメージの強い人もいるんじゃないかと思います。
実際京大含め多くの大学生は大学の勉強よりも自分の好きなことに熱中し、授業にはほとんど行かずに人によっては留年したりしながらも何となく時期が来たら就活をしてというような大学生活を送っているのではないかと思います。
もちろん卒業する大学が学歴になるわけで就活にも有利に働くということで大学に行く意味がないとは言いませんが、本来勉強するはずの大学での勉強は全然やる気がないというのも結構普通のことですが残念なことですよね。
お金持ちになりたいから医学部はあり?
僕が小学生の頃の体験談なのですが、塾で将来どういう職業に進みたいかとその理由についてアンケートみたいなものがありました。小学生の3年生の時とかで特に決まってもいなかったんですが、自分の周りのお金持ちの人はお医者さんが多かったと思ったからだと思うんですが、僕はお金持ちになりたいから医者になりたいとそのアンケートに答えたんです。それについてその後結構怒られたという記憶があります。
しかし、今から考えるとある意味お金持ちになりたいから医学部に行くってのもある意味ではありなんじゃないかと思うんですよね。その理由を解説していきます。
医師の給料
まず医師の給料というのがどれくらいなのかについて今回は簡単に書いておくと大学卒業したての初期研修医がおそらく最低で年収400万円くらいでただし田舎に行くと初期研修医でも1000万くらいという病院もあります。
2年の初期研修が終わると後期研修3年から5年でこれも病院によっても給料は全然違いますが年収600万から1300万円くらいかなと思います。
その後も病院によっても働き方にも大きく変わってくると思いますが勤務医の平均年収は1400万円くらいと言われています。
もちろん社長で何億というお金を稼いでいる人に比べれば少ないかもしれませんが普通の人生を送るのに困らないくらいの給料はもらえると思っていいと思います。また、医師には定年後に開業したり、バイトしたりすることも出来るため、元気な限り仕事ができるため生涯年収でいうとかなり高くなると言われています。
少なくとも世の中の平均年収は440万円くらいと言われていることから考えるとかなり高いということになります。
医師に向いていない人、適性
とは言っても医師の仕事は激務で人の命を預かる仕事で患者さんとのコミュニケーションもあるからコミュ力が必要だとか色々なことを言われますよね。
こういうことを聞いて僕も医学部に入る前は医師には向いてないんじゃないかとか思うことがあったので医学部に入るかどうか迷いました。
ただ医学部に入ってから気づいたことは少なくとも医学部にも色々な人がいるということです。趣味が第1の人とか医者の仕事はバイト程度にしたい人とか人と話すのがあまり得意じゃない人とか色々な人がいます。
医師の仕事は10時間を超えるような命に直接関わる手術をする診療科から命とはあまり関係ない診療科や手術は全くしない診療科や患者さんと全く関わらない診療科まであるわけです。そういうこともあってほとんどの人は自分の性格や働き方などを考えて将来進む道を決めていきます。救急の呼び出しのない診療科などではそこまで多忙という訳でもないのです。
だからこそ医学を勉強する興味かやる気と最低限人の気持ちを考えることが出来るくらいであれば医師に向いていないということはないと思います。
以上のことからお金持ちになりたいというよりは安定した暮らしを出来るように医師になると言うのは今の厳しい世の中だとある意味仕方ないと思います。
医師の仕事に将来性があるのか
医師の仕事もAIに奪われるとか人口減少に伴い仕事がなくなるとか言われることがあります。実際今の医師の仕事が何十年か先にどうなっているのかはわかりません。
ただそれは他の仕事に関しても言えることですし、人が病気にならなくなるということはおそらくないので少なくとも何らかの仕事はあるんじゃないかと思います。
行きたい学部、やりたい仕事のない人へのおすすめ
今の時代大学に行かずとも色んなことで成功している人がたくさんいます。今の時代はどんなことでも極めれば生きていける時代だと思うので自分の好きなことを極めるというのが1番だと思います。ただ何をするにしても全員が成功するわけではないのでもしかしたら経済的に厳しい生活を強いられる可能性だってあるのです。
だからそういう意味でも大学の間に就職のこととか考えずに色々な挑戦を出来る医学部は魅力的だと思います。もし、将来どうしたいのか特に決まってもいないのに何となく医師は向いていないという気がするという感じならば医学部は候補に入れてみてもいいんじゃないかと思います。
まとめ
別に誰でも医師になればいいと言いたいわけではないのですが、他の学部の人でも結局大学院に行って働き始めるまでに6年とか8年とかかかっていたり、大企業でもリストラがあったりという中現状医学部は恵まれているなと感じることが多いので今回こういうことを書きました。
スーツを着て満員電車で通勤とか嫌な上司がいるとかで辛いという話もよく聞くので、働く環境という意味では初期研修医にですらも他の医療者からも頼られるようになる職業なわけで責任はありますがやりがいもあるのではないかと思います。特に最近は初期研修医の働き方改革は進んでいるので、昔ほど大変ではないと思います。
なのでよくも知らない人の意見で医師は向いていないと思わなくてもいいかなと思います。もちろん自分のやりたいことが明確に決まっているならそちらに進むのがいいと思いますが、将来どうなりたいか考えて進路は選んでくれればなと思います。