【医師直伝】希望の病院で働くための秘訣 マッチング必勝法

こんにちは、本日は医学部のマッチングについて書いていこうと思います。これから医学部を目指す人や現在医学部に在籍している人は気になることだと思いますので、是非読んでください。

医学生だからこそ知っているマッチングについての裏事情もあるので最後まで読んでもらえると嬉しいです。

マッチングに参加するためには

マッチングというのは2年の臨床研修をする病院を決めるための制度です。

医学部の6年生になると大学からマッチング登録用のidなるものを受け取り「医師臨床研修マッチング協議会」のホームページから参加登録をすることができます。例年6月ごろに開始されます。

研修病院の決まり方

学生と病院がそれぞれ希望の病院と希望の学生を第1希望から順番に希望を決めていきます。

学生側の希望の病院からその学生を希望された場合マッチとなります。

学生は希望の病院を999個まで登録できます。ただし、マッチングした病院には必ず行かなければなりません。

病院側には定員があり人気の病院では、病院の希望の上位に入らなければマッチングできないということになります。

マッチしない(アンマッチ)の場合

学生の平均登録病院数は3つであり当然どこの病院にもマッチできないという学生が出てきます。これをアンマッチと言います。

アンマッチになったらもう研修できないとなってしまうと辛いですがそうではないので安心してください。

空席のある研修病院が2次募集というのを行いますので、そういう病院の試験を受けに行くことで研修先を決めることができます。

マッチング試験とは

では病院側はどのようにして学生の希望を出すのでしょうか。それは病院で行われるマッチングの試験を元に決定されます

各病院の選考試験が6年生の8月から9月にかけて行われるので、その結果をもとに病院側の希望が決まります。

病院ごとに試験日が決まっている場合もあれば、希望を聞いて試験日を決めてくれる病院もあったりします。試験日が被ってしまって試験を受けに行くことができないということは基本的にはないので安心してください。

試験内容は?

  • 書類審査
  • 筆記試験(医学)
  • 筆記試験(英語)
  • 小論文
  • 面接
  • グループ協議
  • 病院見学時の情報

以上がマッチングにおける主な試験内容になります。

どこの病院でもこの全てが課されるというわけではなく、病院ごとに試験内容が決まっています。

マッチングの裏事情

ここまで内容を読むとどこの医学部に通っている人ども全国どこの病院にでもマッチングすることが出来るということになります。

それはその通りなのですが、実はマッチングの試験結果だけで、マッチ者が決まるわけではない場合もあるのです。

病院見学時の態度

これはよくあることで、希望の病院には普通病院見学に行くためその時の態度がマッチングに影響するということがしばしばあるようです。なので希望の病院見学に行く場合は、試験のつもりで積極的な姿勢を見せることが大切でしょう。

出身大学の優遇

これは病院によりますが、実は出身大学が影響しやすい場合もあります。というよりも、どうしても関連病院には病院実習(ポリクリ)で行く機会が多くなるために、先生にも名前を覚えてもらいやすくなるのです。

結果的に病院見学に多く来ていることになるので、マッチングに受かりやすくなることがあるのです。

マッチングで希望の病院に行くために

最後にマッチングで希望の病院に行くためにどうしたらいいのかということです。

まずは何よりその病院についての情報を集めるようにしましょう。その病院のマッチングがどういう試験によるものなのか、見学に行くにしても見学の重要性がどれほどなのかということを、マッチングのイベントや先輩からの情報から知るのが第1です。

医学の試験が行われる場合であれば、早めに国試の勉強を始めておくことが大事でしょうし、英語の試験が行われるのであれば英語の勉強をしておくことが大事でしょう。

また見学に行くことで、マッチング試験の過去問を見せてもらえる場合も多いので、やはり見学はとても大事です

どうしても関連病院の情報は入ってきやすいですし、関連病院にはマッチングしやすい場合も多いです。

そのため、病院見学に行ってみて研修医の出身大学がどういうとこなのか知ることも大事かもしれません。

病院見学について

病院見学に行く場合は各病院のホームページから応募することができる場合が多いです。

5年生になると平日はポリクリがありなかなか病院見学に行くことができません。なので早い段階から病院見学には行っておくことが大事です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

医学部のマッチングについて分かっていただけたでしょうか。ただ、もし希望の病院で研修できなくてもそんなに悲観することはありません。

長い医者人生、どこで研修しようがその先どうにでもなります。なので、安心してマッチングに臨んでいただければいいのではないでしょうか。

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  • この記事を書いた人

令和 医学

京大医学部の医学生。自らの受験経験と大手塾での講師と家庭教師の経験から医学部含む受験についての正しい情報を知ってもらいたいと思っている。特に数学が得意で偏差値は90越え。趣味は旅行。特にディズニーが大好き。

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